プレートの材料となった桜の木

新病棟の建設に際し、ヘルスケアアートを取り入れた事例。

新病棟建設のために伐採された中庭の桜の木。開花を楽しみに闘病していた方も多かったといい「思い出を残して」という院内投書をもとにアイデアを出し、壁の飾りとして活用することになりました。動植物などのモチーフは病院職員からアイデアを募り、やすりがけや色塗りも病院職員の方々に参加してもらいました。

病院職員の坂本さんが内覧会の際にヘルスケアアートを紹介するために作成したパネルには、このように書いてありました。

「病院を丸ごとアート空間ととらえ、内装や壁画をデザインしました。病院を訪れた人々の不安、恐怖、緊張を和らげ、無機質だった空間をやさしい療養環境に変えました。職員みんなで考えました。職員みんなで塗りました。」

ヘルスケアアートの種類

  • ワークショップ
  • 壁面装飾
  • 立体(彫刻)

施設名

名古屋市立東部医療センター 新病棟

施設内の設置・実施場所

廊下、エントランス

設置・実施年

2019年

関係団体・個人とその役割

建築設計:安井建築設計事務所

アート企画・実施:
名古屋市立東部医療センター 病院整備室、
名古屋市立大学芸術工学部鈴木研究室(鈴木賢一、高野真悟、学生)
安井建築設計事務所

事例投稿 名古屋市立大学芸術工学部鈴木研究室