コロナ禍では、デジタルソリューションは欠かせないものになりました。長期間の入院で退屈されている方、ストレスを抱える方、家族など外部と関わりを持てない方に対して、どのようなサポートができるのか私たちは考えました。
その解決策として、アーティストたちが、入院中または地域社会の自宅に滞在する患者さんやご家族、スタッフたちと、オンライン上で関わり続けることができるプログラムを始めています。絵を描いたり、色を塗ったり、音楽を聴いたり、歌を歌ったり、クリエイティブな動きをしたりと、さまざまなセッションを楽しめる、短い動画をWebで配信しています。
スマートフォンを家に置いて入院せざる得なかった人もいるため、患者さんにはタブレットを配布しました。映像コンテンツを実際に体験できるよう、すべての患者さんに「アクティビティバッグ」も配布しました。塗り絵、パズル、ホワイトボードとマーカー、音楽を聴くためのヘッドフォン、ステンシル、クロスステッチ キットなどが入っています(寄付などでまかなうことができました)。
コロナ禍によって、今ではオンラインのさまざまなツールが普及し、診療でもzoomを利用しています。医師などスタッフにとっても時間を効率的に使うことができています。
アーツ・フォー・オール「バーチャル・コネクションズ」 CW+の公式サイト
ヘルスケアアートの種類
- デジタルアート
- 映像作品
- 音楽作品
- パフォーミングアート
- アートプログラム
- 参加型
施設名
チェルシー・ウェストミンスター病院 Chelsea and Westminster Hospital(イギリス、ロンドン)
施設内の設置・実施場所
おもに病室
設置・実施年
2020年~
関係団体・個人とその役割
アート企画:CW+
アートディレクター:トリスタン・ホーキンス Trystan Hawkins
なごやヘルスケアアート・マネジメント事業
連続講座 第4回「イギリスのヘルスケア分野のデジタルアート」
https://healthcare-art.net/news/event/entry-265.html
事例投稿 CW+