フラワーアレンジを活用した認知症予防教室

高齢者福祉施設で実施している、フラワーセラピストによる、フラワーアレンジのワークショップ。とくに、元気な高齢者に向けた、認知症予防教室としての取り組みを紹介します。

決められたデザインや見本はなく、生花を用いて、心のおもむくままにアレンジをする点や、生花の色彩・香り・花姿などが心身に与える効果を感じてもらえるよう、進行を工夫したり声をかけたりする点は、「生花の効果を取り入れた高齢者のためのワークショップ」と同様です。

この事例が対象とする、とくに元気な高齢者さんに向けては、フラワーアレンジメントに花以外の資材を加えて実施しています。資材は、木の実といった自然のモチーフのほか、人工的なフワフワ、キラキラしたもの、「目玉」のシール、自由に曲げたり取り付けたりできるカラフルなワイヤーなどを用意しています。数の制限はしません。このような資材を創意工夫して花に貼ったり、挿したりしていくことで、ユニークな作品が生まれやすく、脳の活性化につながります。

作品が完成したら、「褒め合いっこ」をしています。フラワーセラピストや施設スタッフが感想を述べたり、ご本人が頑張ったところを発表したり、参加者同士で対話したり、写真を撮り合ったりします。達成感を得られ、自己肯定感を高めることができています。

ヘルスケアアートの種類

  • 参加型
  • ワークショップ
  • 体験
  • イベント(教室)

施設名

高齢者福祉施設

施設内の設置・実施場所

共有スペース、食堂、集会室など

設置・実施年

2021年〜

関係団体・個人とその役割

coco+ (ココプラス)
施設スタッフの皆さん

関連ページ

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花の創造活動「フラワーセラピー」
https://lit.link/coconiplus

高齢者のヘルスケアアート事例紹介WS 第3回開催
https://healthcare-art.net/news/event/entry-233.html

事例紹介 山﨑智子