フラワーアーティストによる花の装飾

高齢者の医療福祉施設である名古屋市厚生院を対象に、ヘルスケアアートに関心をもつ一般の方々とともに、アート活動をおこないました。例年講堂で開催されている「ひな祭り」の催しに合わせて、入所者の方により楽しんでもらえるアートができないか検討しました。

はじめは入所者の方の参加型アートを想定していましたが、施設を見学すると利用者さんの介護の必要な度合が高かったことから、「五感を刺激するハレの日アート」をテーマに具体化。当日はフラワーアーティストによる花の装飾や、アロマ、春をテーマにしたコンテンポラリーダンスの鑑賞などを行い、100名を超える入所者とスタッフさんに楽しんでもらうことができました。

お花のアレンジメント作成はイベント前日におこないました。生花市場から直接厚生院に花材を納品してもらえるよう手配し、フラワーベースという受け皿にオアシスを入れ、飾っていきました。

本物の花は香りも見た目も格別でした。アレンジは指導してもらうとプロでなくても手伝うことができ、生きたお花を触り、香りを楽しみながら飾ることにスタッフらも「癒される~」「幸せ」「楽しい~」とすでにお花の効果を感じました。

使用した花材の効果は次の通りです。

  • 桃の木 ⇒花効果:イライラ、頭痛の解消
  • スイトピー ⇒花効果:幸福感をもたらす、不眠に効果がある香りを放つ
  • 菜の花 ⇒花効果:気分を明るくし活力をくれる、濁った気の流れをスムーズにする、心身の緊張をときほぐす

このイベントではアンケートによる評価を受けています。詳しくは関連URLから参照ください。

ヘルスケアアートの種類

  • イベント
  • 体験
  • 空間装飾

施設名

名古屋市厚生院

施設内の設置・実施場所

講堂(イベントスペース)

設置・実施年

2019年

関係団体・個人とその役割

主催: なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクト
企画・実施: 受講生の皆さん

関連ページ
なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクト
ワークショップ2018 レポート
https://healthcare-art.net/workshop/2018/

事例投稿 なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクト