スキューバダイビングを好む医師が「病院に海の世界を取り入れて患者さんたちの癒しにしたい」と始めたアート。当初は、本物の水を入れ、光を当てた水槽（アクアリウム）を設置していましたが、病院の改装と水槽の撤去を機に、デジタルなアクアリウムに変更しました。
何よりメンテナンスが簡単で、設置にあたっても水のように重くなく機器は軽く、海の環境への影響はありません。バーチャルなアクアリウムでも、本物と見違えるような出来栄えとなりました。簡単な操作で、内容を変えることもできます。
本物のアクアリウムの際に取り組んだ「痛み軽減効果」をデジタルアクアリウムでも測定したところ、デジタル媒体を使っていても同様に患者さんの痛み（ストレス）を軽減効果があると示すことができました。
⇒病院の待合室に設置された本物のアクアリウム で調査内容を紹介
ヘルスケアアートの種類
- アクアリウム
- デジタルアート
- 壁面装飾
- 映像作品
- 設備、什器設置
施設名
アルマン・トルソー Armand Trousseau 病院（フランス、パリ）
施設内の設置・実施場所
待合室
設置・実施年
2018年
関係団体・個人とその役割
アート企画：トルソー病院、ラファエル・ヴィアル Raphael Vialle 医師、アール・ダン・ラ・シテ Art dans la cité ほか
なごやヘルスケアアート・マネジメント事業
連続講座 第5回「フランスのヘルスケア分野のデジタルアート」
https://healthcare-art.net/news/event/entry-266.html
事例投稿 Art dans la cité
