天井に投影したアニメーション「緑のすきま」

小児病棟の廊下の天井に、映像をプロジェクターで投影した作品です。

子どもたちが基本的にストレッチャーで病棟内を移動することが多いと聞き、無味乾燥とした天井を少しでも利用できる方法がないかと考えました。そこで天井に、天窓に見立てたアニメーション映像を投影することで、ストレッチャー移動中でも鑑賞できるようにしました。 映像は時間によって景色が変化し、鑑賞者を飽きさせない仕組みにしました。

1年に一度ほどプロジェクターの電球を交換しなければなりませんが、小児病棟には普段は入れないので気づかずに放置してしまうことがありました。また電球は安くはないため、ランニングコストを考慮する必要があります。

アニメーションの内容例

ヘルスケアアートの種類

  • 映像作品
  • デジタルアート
  • アニメーション

施設名

筑波大学附属病院

施設内の設置・実施場所

小児入院病棟

設置・実施年

2013年頃~

関係団体・個人とその役割

アート&デザインプロジェクト Art & Design Project for Well-being

筑波大学附属病院では、筑波大学芸術系の教職員や学生と協力しながら、アート、デザインによる療養環境改善の取り組みを2002年から行っています。これまでの活動は、NPO法人チア・アートHPにまとまっています。筑波大学附属病院での取り組み(NPO法人チア・アート)

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事例投稿 村上史明