小児科病棟が入るフロアーを別世界にしてほしいという希望で、アートを取り入れることになりました。「子どものための環境をつくる」という言葉で説明し、血を連想するため避けられがちな赤や、青、黄色といった挑戦的な色を選んでいます。きちんと説明すれば分かってもらえることもあれば、なかなか説明だけでは分かっていただけないこともあります。
医療関係者や施設管理者など、多くの人が関わるホスピタルアートにおいて、こうした既存とは異なる計画をうまく伝達して了解を得ていくマネジメント部分には難しさがあります。
ヘルスケアアートの種類
- 空間装飾
- カラーデザイン
施設名
名古屋市立大学病院
施設内の設置・実施場所
小児病棟
設置・実施年
2003年
関係団体・個人とその役割
建築設計 :山下設計
アート企画・制作:名古屋市立大学芸術工学部鈴木研究室(鈴木賢一、学生)
関連ページ
第8回 ヘルスケア・アートマネジメント連続講座 2018.08.29 講義録
「学生によるヘルスケア・アート」
名古屋市立大学芸術工学部 教授 鈴木 賢一
https://healthcare-art.net/case/booklet2018.html
事例紹介 名古屋市立大学芸術工学部鈴木研究室