オリジナルのマスキングテープを数多く開発されている西川コミュニケーションズに相談をし、実験的に壁面装飾に使えそうな大きいサイズでマスキングテープシールを製作していただきました。3月頃に医療福祉施設で使用していただけることを想定し、シールの題材は桜と枝となりました。
シールを使った壁面装飾は、
- 壁に絵を描くよりも簡単に装飾ができ、汚れや匂いなどの心配も少ない。
- 患者さんや施設スタッフも気軽に参加できる。
- 利用者とスタッフのコミュニケーションや、気分転換のきっかけとなる。
などの利点があります。
マスキングテープを選択したことにより、次のような特徴も生まれました。
- 剥がしたあとの糊残りが少ないので、直接壁に貼ることができる。
- 粘着性が弱いので、より気軽に貼れる。
- 恒常的な装飾には不向きだが、季節や行事で変化をつけていくことに適している。
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このマスキングテープキットを、名古屋市立東部医療センターで実際に使用してもらいました。施設建て替え時にヘルスケアアートを導入され、地域のモチーフを描いた壁画があります。その壁画に桜のシールを組み合わせて季節感を演出されました。
新病棟入り口にある名古屋城のシルエットに「花咲かせましょう!」と、通りがかる患者さんやドクター、納入業者さん、お見舞い、看護師さんなどに声をかけ、参加していただいたそうです。
その後、「散り桜」から「葉桜」へと、変化をさせ季節感のある楽しみ方を継続的にされました。
ヘルスケアアートの種類
- 壁面装飾
- 参加型アート
施設名
名古屋市立東部医療センター 新病棟
施設内の設置・実施場所
廊下
設置・実施年
2020年
関係団体・個人とその役割
アート企画・実施:
名古屋市立東部医療センター 病院整備室
なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクト
企画協力:
西川コミュニケーションズ株式会社
関連ページ
2019実践ワークショップ シールを利用した空間装飾の実験
なごやヘルスケア・アート・マネジメント推進プロジェクト
https://healthcare-art.net/news/diary/entry-146.html
事例投稿 ヘルスケアアートマネジメント事業