人工呼吸器装着中の子どものためのデジタルアートに取り組みました。
女の子は、医療的ケア児と言われている生まれながらに呼吸機につながれている2歳くらいの子どもでした。彼女は生まれてから長く病院から出たことがなく、毎日病院のスタッフらに腕が硬くならないようにリハビリをしてもらっています。
このプロジェクトでは、手の動きで反応するセンサーを用いて、その子の腕の動きに合わせて星座が現れたり、流れ星が出たりするデジタルアートを実装しました。動きによって反応してくれる絵には、いつもは力む筋肉を緩めて楽しんでくれました。
病棟スタッフの方と相談し、「患者さんにどういう体験をしてもらいたいか」「どういったサポートをしたいか」をヒアリングしながら設計したものです。プログラミング学習計画を立てて、病棟のスタッフのみで実施しました。プログラミング教育とデジタルアートの共同の実施例です。
ヘルスケアアートの種類
- デジタルアート
- インタラクションアート
施設名
四国こどもとおとなの医療センター
施設内の設置・実施場所
病室
設置・実施年
2015年
関係団体・個人とその役割
吉岡 純希 (NODE MEDICAL 代表 / 看護師 / デザインエンジニア)
関連ページ
2020ヘルスケア・アートマネジメント連続講座 キックオフ講座
「患者・家族のケアに寄り添うデジタルアート」
https://healthcare-art.net/case/yoshioka2020.html
事例投稿 吉岡 純希