北陸新幹線と北陸の風景

富山駅からバスで30分ほど、日本海に近い平野部に完成した「富山県リハビリテーション病院・こども支援センター」。「こども環境アート」を全面的に取り入れ、プリント壁紙、エポキシ粘土、彫刻、木工細工、モザイクタイル壁画、ペイント、モビール、床面のガラスフィルム貼りなどなど、あちこちに様々な仕掛けや素材を使った作品があります。「コエルくん、カモシー、ライちゃん」が旅を続けながら、物語を展開します。手元でもわかるよう絵本も作成しました。

設計のコンペ段階からホスピタルアート導入の提案がされ、設計段階から大学教授、作家、コンサルタントが協働し、コンセプトや作品イメージを提案していっためずらしい事例です。施工段階では、施工者を加えたアートの検討チームを結成し、施主と作品内容のブラッシュアップを行っています。施工は専門業者やアート制作者、大学生などボランティアの協力を得て完成しました。

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写真はプリント壁紙で、北陸新幹線と北陸の風景を取り入れ、地域を感じることができる空間としています。

ヘルスケアアートの種類

  • 壁面装飾
  • プリント壁紙

施設名

富山県リハビリテーション病院・こども支援センター

施設内の設置・実施場所

廊下

設置・実施年

2015年

関係団体・個人とその役割

設計:佐藤総合計画・創建築事務所設計共同体
アート監修・制作:名古屋市立大学芸術工学研究科 鈴木研究室(鈴木賢一教授、高野真悟、学生)
アートコーディネート:アールアンテル

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